プロジェクト管理力を見極める!

メルマガ『中国オフショア開発最前線』第041号より

 今回は、中国オフショア開発パートナーのプロジェクト管理力について考えてみたいと思います。

■CMM取得済みであれば安心?

 中国オフショア開発のパートナーを選定する上で、候補パートナーのプロジェクト管理力は、重要なチェックポイントのひとつです。

 中国で日本向けのシステム開発を主な事業にしている会社の多くは、社員への日本的な品質管理、納期遵守に関する教育に非常に力を入れています。また、最近は、CMMを取得している会社もかなり多くなってきました。

 もちろん会社によって差異はありますが、一般的に、日本向けのシステム開発を主要事業にしている会社の経営者やコアメンバーの品質意識や納期意識は、非常に高いと思います。

 重要なことは、意識の高い経営トップやコアメンバーの考え方を社内の技術者たちに植え付け、実際の開発業務に反映しているかどうか?だと思います。

 一般的には、企業規模が大きい会社やCMMを取得している会社であれば、社内のプロジェクト管理制度がきちんと整備されているので安心だと思いがちです。

 しかし残念ながら必ずしもそうではないこともあるので、注意が必要です。もちろん、CMMはひとつの目安になるとは思いますが、これだけが全てではないと思います。

 また、いくら立派なプロジェクト管理に関する社内制度があっても、実際は、各プロジェクトを担当したPM、PL個人の裁量に任されている場合もあります。

 この場合、運良く優秀なPM、PLに当たれば良いのですが、そうではないときは、リスクがかなり高まります。

 要するに、外面的なものだけでは、なかなか判別が難しいのが実態だと思います。

 企業規模やCMM取得という外面的なもののみに捉われず、もう一歩、奥に踏み込んで、実際の開発業務の進め方、管理方法をチェックすることがとても重要だと思います。
 

■もう一歩踏み込んだチェックとは?

 ではどのようにしてチェックすれば良いのでしょうか?

 理想としては、万一失敗しても、影響が少ない数人月程度の案件を試行発注し、実際の開発業務を通じて、パートナーの力量をチェックすることが一番確かな方法だと思います。

 しかし、そんなに都合が良い案件は、なかなかないですね。

 であれば、少なくとも下記のような事前チェックくらいはしておきたいところです。

 1)中国現地の開発現場の視察を行ない、実際にプロジェクト管理の実務を担当しているPMやPLとフェイスTOフェイスで面談する。

 2)開発業務の流れに沿って、各工程ごとに、使用している各種管理フォーマットを見せてもらいどのような方法で管理しているのかチェックする。

 ここで重要なことは、PM、PL個人の裁量に任されている傾向はないかどうか?という見方が必要なのではないかと思います。

 小規模な会社であれば、ひとりの経験豊富で、かつ統率力のある技術のトップ(経営者が兼務している場合が多い)が全てのプロジェクトを管理してうまく回ります。

 しかし、会社規模が大きくなればなるほどプロジェクト管理制度がきちんと整備され、属人的ではなく、組織的に管理するしくみになっているかどうかで、その会社のプロジェクト管理力に、  大きな差が出てくるのではないかと思います。
 

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posted by モフー at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | プロジェクト成功ノウハウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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